DXという言葉の大元、2025年の崖とは?!ゼロから説明します
IT化、DX化、デジタル化という言葉で溢れていますが、もともとDXという言葉が出てきた大元の”2025年の崖問題”という言葉をみなさんご存知でしょうか?
2025年にITやシステムに関わることが大きな変革期となるということから、それが”崖”であり、克服するためには”DX化”が必須ということが言われているのです。今回はDXを本質的に理解するうえでも重要なこの2025年の崖について説明したいと思います。
”2025年の崖”とは何か?
これまで長年使ってきたITシステムが複雑化、老朽化、さらにはブラックボックス化(手がつけられない状態)してしまった場合に起こりうる競争力の低下や経済停滞による損失が発生するという問題です。
これが2025年までにIT人材の引退や多くの企業が導入している各種アプリケーションソフトウェアのサポート終了などが重なってしまうことで、リスクが高まることが原因により引き起こされる現象のことです。企業だけでなく、経済そのものにも大きな影響を与えることが予想されています。
IT化、DXという言葉が普及し、DXを少しでも推進しようという動きは多くの企業で見られます。しかし、一部の業務をクラウドサービスに置き換えるなどに留まっています。実際にビジネスの変革や競争力を本質的に高めるところまでになっていないというのが現状です。つまり業務の根幹のプロセスやくみまで変えられていないということです。
なぜ根本的な変革を推進することが難しいかというと、複雑化や老朽化、そしてブラックボックス化している既存の基幹システム=レガシーシステムが挙げられます。
レガシーシステムを使い続けていると、その運用保守、障害対応などに多くの時間、人的リソースや労力が割かれて対応に追われてしまい、またそうした状況を繰り返してしまいます。企業としてはこのレガシーシステムに振り回されてしまい、ITへの投資や新しい技術革新に取り組むことができなくなってしまうという悪循環になってしまうのです。
ではなぜ”2025年”というタイミングなのか?
2025年には21年以上運用している基幹システムが国内で6割を超える と推測されています。21年以上運用しているとなると、老朽化し複雑化し、仕様も残っておらずシステムの根幹がわかる人がいない、対処両方でやりにくような状況に多くのシステムがなってしまうのが問題ということです。
また、IT人材不足とちょうど重なってしまうというのも問題を大きくすると予想されています。このIT人材不足について、また2025年の崖への対応策については次回、詳しくお話したいと思います。
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