お問い合わせ・無料相談  03-6837-2502 (平日:9時-18時) 

デジタル化の3つのキーワード、デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションって?次の一歩、デジタライゼーションについて解説

DXが叫ばれる中、デジタル化の3つのキーワード、デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションがDXを進めるうえで重要です。前回は、はじめの一歩であるデジタイゼーションについて解説しましたが、今回は次のステップとなるデジタライゼーションについて見ていきます。

デジタイゼーションとデジタライゼーションの違いは?

デジタイゼーションとデジタライゼーション。非常によく似た言葉で間違いやすいですが、これらはデジタル化に関する2つの異なる概念です。デジタイゼーションは、情報やデータをアナログからデジタル形式に変換することを指します。これにより、業務プロセスの一部がデジタル化されます。デジタイゼーションは、情報をコンピューターやITデバイスで処理、保管、検索、共有することを容易にし、情報の効率的な管理を可能にします。例えば、紙業務をペーパレスにする、対面会議をウェブ会議にするなどがその例でした。

一方、デジタライゼーションは、デジタル化された情報やデータを活用して業務プロセスを再構築することを指します。デジタライゼーションは、デジタル化された情報を活用して新しいビジネスモデルやサービスの開発、業務改革を行うことを目的としています。

つまり、デジタイゼーションは情報やデータの形式を変換するプロセスを指し、デジタライゼーションはデジタル化された情報を活用して業務プロセスを再構築することを指し、デジタイゼーションよりもよりデジタル化の進んだ概念ということになります。

デジタライゼーションの事例

デジタライゼーションの具体的な事例としては例えば次のようなものがあります。
 
オンラインショッピング:従来の店舗での販売からオンライン上での販売へ移行し、集客から購入、決済までの業務の一連のプロセスをデジタル化します。
  
デジタルマーケティング:テレビやラジオ、紙媒体の広告やテレアポなどの直接営業から、インターネット広告やソーシャルメディアでの情報発信や広告へのシフト。メルマガやブログを使ったSEOの最適化、そしてこれらによるリード獲得からナーチャリング(見込顧客の育成)、クロージングまで一連の営業業務をデジタル化します。
  
IoTを使った業務改革:IoT(Internet of Things)は、様々なデバイスがインターネットに接続され、センサーやデバイスを使用してデータを収集し、リアルタイムにモニタリングや制御を行うことで、業務プロセスの効率化や品質向上を図ることができます。 例えば、製造業ではIoTを活用して生産設備のモニタリングや予知保全を行い、トラブルや停止時間を最小限に抑えることができます。また、物流業界ではIoTを使用して在庫管理や配送ルートの最適化を行い、効率的な物流プロセスを実現することができます。デジタライゼーションの一環としてIoTを活用することで、業務プロセスの効率化や品質向上、コスト削減などの効果が期待できます。

デジタライゼーションの利点とアプローチ

デジタライゼーションを推進することのメリットとしては、デジタイゼーションの時とほぼ同じで、ペーパレース化やクラウド導入によるコスト削減、作業ミスの削減や効率化、環境への貢献などがありますが、デジタイゼーションよりもより具体的に業務プロセスがデジタル化されるため、多くの恩恵が受けられたり、新たなビジネスモデルの構築やサービスの提供にもつなげられることもあります。 とはいっても、デジタライゼーションを進めることは業務プロセスの見直しや根本的な業務改革を含むため、簡単なことではありません。現在のデジタル化の状況や組織によっても異なりますが、一般的なアプローチ方法としては、次のようなものがあります。

・リソースの適切な配置: デジタライゼーションに必要なリソース(人材、予算、技術)を適切に配置すること。
・変革のリーダーシップ: デジタライゼーションを推進するためのリーダーを任命し、変革のビジョンを明確にすること。
・教育とトレーニング: 従業員にデジタルスキルを教育し、トレーニングを提供することで、デジタライゼーションの導入と活用を促進します。
・チームの協力とコミュニケーション: デジタライゼーションに関与するチームメンバー間の協力とコミュニケーションを強化し、プロセスの円滑な進行を図ります。


デジタライゼーションに取り組む際は、これらの課題と対策を考慮しながら計画を進めることが重要です。 

フレクシーサポート総合サービスサイトはこちら >