デジタライゼーションの具体的な事例としては例えば次のようなものがあります。
オンラインショッピング:従来の店舗での販売からオンライン上での販売へ移行し、集客から購入、決済までの業務の一連のプロセスをデジタル化します。
デジタルマーケティング:テレビやラジオ、紙媒体の広告やテレアポなどの直接営業から、インターネット広告やソーシャルメディアでの情報発信や広告へのシフト。メルマガやブログを使ったSEOの最適化、そしてこれらによるリード獲得からナーチャリング(見込顧客の育成)、クロージングまで一連の営業業務をデジタル化します。
IoTを使った業務改革:IoT(Internet of Things)は、様々なデバイスがインターネットに接続され、センサーやデバイスを使用してデータを収集し、リアルタイムにモニタリングや制御を行うことで、業務プロセスの効率化や品質向上を図ることができます。
例えば、製造業ではIoTを活用して生産設備のモニタリングや予知保全を行い、トラブルや停止時間を最小限に抑えることができます。また、物流業界ではIoTを使用して在庫管理や配送ルートの最適化を行い、効率的な物流プロセスを実現することができます。デジタライゼーションの一環としてIoTを活用することで、業務プロセスの効率化や品質向上、コスト削減などの効果が期待できます。
デジタライゼーションを推進することのメリットとしては、デジタイゼーションの時とほぼ同じで、ペーパレース化やクラウド導入によるコスト削減、作業ミスの削減や効率化、環境への貢献などがありますが、デジタイゼーションよりもより具体的に業務プロセスがデジタル化されるため、多くの恩恵が受けられたり、新たなビジネスモデルの構築やサービスの提供にもつなげられることもあります。
とはいっても、デジタライゼーションを進めることは業務プロセスの見直しや根本的な業務改革を含むため、簡単なことではありません。現在のデジタル化の状況や組織によっても異なりますが、一般的なアプローチ方法としては、次のようなものがあります。
・リソースの適切な配置: デジタライゼーションに必要なリソース(人材、予算、技術)を適切に配置すること。
・変革のリーダーシップ: デジタライゼーションを推進するためのリーダーを任命し、変革のビジョンを明確にすること。
・教育とトレーニング: 従業員にデジタルスキルを教育し、トレーニングを提供することで、デジタライゼーションの導入と活用を促進します。
・チームの協力とコミュニケーション: デジタライゼーションに関与するチームメンバー間の協力とコミュニケーションを強化し、プロセスの円滑な進行を図ります。
デジタライゼーションに取り組む際は、これらの課題と対策を考慮しながら計画を進めることが重要です。
ここまで見てきましたように、デジタイゼーションはアナログをデジタルに変換するというものでしたが、デジタライゼーションの段階までくると、業務プロセス自体がデジタル化し、コスト削減や業務効率化などのメリットがより目に見えて実感できてきます。ただ、デジタライゼーションは組織改革、経営者や従業員や意識改革、教育とトレーニングまでを含むため専門家の支援のもと時間をかけて取り組む必要もあることも事実です。
フレクシーサポートでは、ECサイト(オンラインショッピング)展開、ペーパレス化と社内での効果的な文書管理、受注契約管理の自動化と効率化、IoTによる業務効率化など、ツールやアプリの導入、またお客様の課題やニーズにあわせたオーダーメイドなカスタム開発を通して、デジタライゼーションをサポートしております。お気軽にご相談ください。
また、お客様のIT部門が社内ITの課題・問合せ対応でデジタライゼーションへの工数が確保できないという場合は、既存の業務をアウトソース(フレクシーサポートの報システム代行の活用)して戦略的活動にシフトすることも可能になります。是非、ご活用を検討ください。