・ライセンスと法的問題
IT資産を適切に管理しないと、会社は無駄なコストが発生することがあります。例えば、IT機器やライセンスが足りないと思い、以前購入したものを重複して購入してしまうことがあります。もちろん再購入費用だけでなく、見積や調達に関わるコストも無視できません。こうしたことを繰り返していると、さらに管理ができなくなりますし、執務スペースの浪費にも繋がってしまいます…。未使用のハードウェアやソフトウェアなども無駄になりますので、管理台帳を用意するなどして、現状の資産状況をしっかり管理し、定期的な棚卸しが必須です。
・ライセンスと法的問題
IT資産を適切でないと、法的問題に直面する可能性もあります。知らず知らずソフトウェアのライセンス違反を犯すことがあります。クラウドサービスが急増した最近では、アカウントの使い回しなどにも十分留意する必要があります。ライセンスの問題については、かなり複雑ですので、次回詳しく解説したいと思います。
・資産の紛失・盗難、不正利用
IT資産を適切に管理しないと、資産の紛失や従業員や関係業者などに盗難される可能性もあります。紛失や盗難は物理的な損失だけではありません。例えばデバイスに機密情報が含まれていた場合には、情報が漏洩し、企業の信頼失墜にもつながりかねません。モバイル端末など小さなデバイスも増えた昨今、注意が必要です。管理があやふやだと、紛失や盗難にそもそも気づかないということもあり得ます。また、盗難まではいかなくても、不正利用・不正アクセスにより機密情報の抜き取りなどにもつながる可能性もありますので注意しましょう。
IT資産管理は一度レールから外れるとなかなか整理するのに時間も労力もかかって手がつけられないという悪循環が起こるケースが見受けられます。まずはどのような場合においても現状をしっかり把握することが大切。私たちフレクシーサポートでは、IT資産管理について、この現状把握から管理フローの作成や管理業務にいたるまでサポートしています。無料相談を実施していますのでぜひご相談ください。